深い呼吸が出来ない時の対処法

呼吸の基本的なこと

どうも、呼吸マニアのだーにゃです。

皆さんは
「深い呼吸」
できますか?

深い呼吸ができる様になると
数え切れないほどのメリットがあるんですよね。
それなのに、なんだか
深い呼吸って難しそう…

ってな感じで、頭では
深い呼吸をする方が良いと分かっていても
中々出来ないですよね。

僕は呼吸法のお陰様で
安定剤や薬漬けにならず、
病院に通う必要もなく
元気に過ごしています。

皆様にもこの素晴らしき
「深い呼吸」を体感して頂きたいので
今日は「深い呼吸」が出来ない方々のために
根掘り葉掘り、解説していきます。

深い呼吸が出来ない理由と解決策

胸式呼吸がクセになっている

呼吸の仕方には一般的に腹式呼吸と胸式呼吸があげられます。
腹式呼吸は、個人的には横隔膜呼吸と呼んだ方が良いと思っておりますが、それはさておき。
この二つの違いは別の記事にて詳しく説明しますが、
一般的に活動的な状態や緊張した状態の時は「胸式呼吸」を行い、浅い呼吸となります。
ゆったりしている状態、リラックス状態の時には「腹式呼吸」を行い、ゆったりとした呼吸となります。深い呼吸をするならば、腹式呼吸となります。

どちらが良い悪いではなく
ケースバイケースで切り替わるのが自然です。

しかし、心配事や考え事が多い現代人は
この呼吸の切り替えが下手くそになっています。
実はそこに問題があるのです。
本来は浅い呼吸から深い呼吸に切り替わっても良いタイミングにも関わらず
浅い呼吸のままでいてしまう。と言うケースが少なくありません。

つまり、「胸式呼吸:胸や肩を動かして行う浅い呼吸」が癖になっていると
深い呼吸をする感覚が掴みにくい。と言う事になります。

解決策

呼吸に限らず「癖」を治すためには
意識的でいることが重要です。
肩や胸を使って呼吸をしている事に、まずご自身で気付くことが大切です。
胸式呼吸をしている自覚をして、腹式呼吸をする様に心がけてください。

「腹式呼吸」が分かりいくいと言う場合は
仰向けの状態で、お腹に手を当ててゆったり呼吸してください。
息を吸うと自然とお腹が膨らむのが分かると思いますが
それが腹式呼吸となります。

寝る前や起きた直後など
腹式呼吸をすると、寝付きが良くなったり
目覚めがスッキリすることもあるので、是非試してみてくださいね。

身体が強張っている、硬い

呼吸は身体を使った活動です。
胸腔(肋骨、胸まわり)を広げて、横隔膜を下げて空気を体内に取り込み
縮めて、横隔膜をあげて空気を体外に出します。
着物を着たり、ガチガチの矯正下着を付けてみれば、呼吸がしにくいって分かりますね。
ですから、いくら頭で「深い呼吸するぞー!」と意気込んでも
身体が強張ったり、硬かったするととっても呼吸がしにくくなります。

解決策

身体を緩めたり、マッサージをしてほぐしてあげると呼吸がしやすくなります。
鳩尾、お腹、肋骨の間の筋肉、腰など…
特に、背骨沿いの筋肉を緩めてあげるととっても呼吸がしやすくなります。
だーにゃはテニスボールを使って全身を緩める体操をしますが
(これは別記事に詳しく書きますね)
腕の良いマッサージ師や鍼灸師に緩めてもらうのもお勧めです。
他にもお風呂や温泉なども身体を暖めて、血流を促してくれ
身体が緩みやすくなりますので、オススメです。

息を吐ききれない

当たり前ですが、
肺の中に空気がある状態では
新しい空気が入りません。

ですから、「深い呼吸」がしたければ
まずは「吐き切る」ということが大切です。

「呼吸」と言う言葉は
「呼気」と「吸気」から成っていますが
「呼気」つまり、吐く息が先に来てますね。

息をしっかりと「ふぅ〜〜〜〜〜〜〜」と吐く。


しかし、どうやら「息を吐く」ことが難しいと感じる方々がいらっしゃいます。
僕の生徒さんでも、お客さんでもそう言うご意見の方はいらっしゃいました。

「息を吐く」ことが難しい


その理由を説明します。


人が行う呼吸は2種類あります。

それは
①無意識の呼吸
②意識的な呼吸

です。
①無意識の呼吸というのは
息を吸うために身体が筋肉活動を起こし
胸腔を広げて息を吸いますが
息を吐く時は、身体は筋肉活動を行いません。

つまり、身体を広げるのに筋肉が働いて
吐く時は力を抜くだけなんです。

それに対して、意識的に息を吐き切る時は
身体が筋肉活動を行います。

息を吸う時に身体が筋肉活動を起こすことに馴染みがっても
息を吐く時に身体が筋肉活動を起こすことに馴染みがないのです。

だからこそ、

意識して息を吸うということに馴染みがあっても
意識して息を吐くということに馴染みがない方が多いのです。

実はこれが「吐ききれない」「吐きにくい」と感じる理由の一つです。

解決策

「ため息」を大切にしよう!

一般的にため息は「幸せが逃げるからアカン」と言われますが
呼吸的観点からみれば、ため息はとても理にかなっています。

「ため息」=「呼吸のリセット」だと思っていただいてもOKです。

ですから、1日の中で何回もこの「呼吸のリセット」を行いましょう。

普通のため息も良いのですが
せっかくならば、長めに息を吐き切るチャレンジもしてみましょう。
無理のない範囲内で、口をすぼめて「フゥ〜〜〜〜」と
長く吐いてみましょう♪

息を吐き切る時は鼻よりも、口から吐くほうが吐き切りやすいですヨ♪

呼吸は「身体的感覚」なので、繰り返しアプローチをしてあげれば
自然と吐く事に慣れていきます。

精神的な影響

人の心と呼吸はとても密接につながっています。

息 とは 「自らの心」と書く
くらいですので、相当ダイレクトに繋がっています。

ですから、人の精神状態によって呼吸が浅くなることがあります。

主に下記の感情が強く現れている時に、呼吸は浅くなります

・恐怖心
・心配事
・不安感
・怒り
・緊張

他にもネガティブな感情によって呼吸は浅くなりがちですが
主に上記の感情が働く時、自ずと呼吸が浅くなります。
ある意味、これは自然な事ですので、悪いことではありません。

解決策

精神的な状態の変化と呼吸はとても深く繋がっています。
おそらく、心に詳しくない、無責任なお医者さんであればここで
「ストレスを溜めない様に」と答えるでしょうけど、
それでは何も解決しません
よね(笑)
この分野はとても深いので、改めて記事にさせて頂きます。

自然や気候の影響

自覚しにくいけれど、私たちは自然や気候にとても影響されます。
高い山に登れば呼吸が苦しくなる様に
月の満ち欠けや低気圧、天候などによっても
呼吸の質が変化します。

解決策

諦める

実は、とっても大切な事です。
と言うのも、どれだけ頑張っても深い呼吸が出来ない時ってあるんですよね。
そう言う時に
「深い呼吸をしないといけないのに、全然出来てない」
と思い悩む方が実は毒だったりするんです。

つまり、
『深い呼吸が正しい』『浅い呼吸は間違っている』
と言う訳ではないのです。

もちろん、深い呼吸が出来ればリラックス出来るから良いのですが
浅い呼吸にはそれなりの意味もあって、それ自体を受け入れることも大切。
ですから、『ご自身の今の呼吸を受け入れる』と言うのもとーっても大事なので
是非、受け入れてくださいね♪

それでは、本日も良い呼吸を!
酸吸

By だーにゃ

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